管理人ブログ(2023年)

(79) 2023年12月18日 「ダブルスで成功するには」(最終稿)

 ダブルスは、パートナーが苦戦している時、コミュニケーションが必要だ。ミスしたことをその場で指摘しても、一層落ち込むだけ。そんな時こそ、自分が頑張り、パートナーを励ますことに務めることが重要。ダブルスは二人が協力しあって取り組むチームスポーツだ。お互いをカバーしあうテニスの醍醐味がここにある。

Photo: 「ブランカ山群最高峰 ワスカラン」 ペルー

 サンタクルス・トレッキングの最大の魅力はペルー最高峰ワスカランに出会えること。標高4767mの峠に差し掛かった時、雲間から山頂の南峰(6768m)・北峰、チャクラフ峰(6112m)が我々を出迎えてくれた。あの時の感激は今も忘れない。

(78) 2023年12月1日 「推奨する健康づくり

 厚生労働省は先ごろ専門家検討会による運動の目安となるガイド案をまとめた。成人は1日60分以上の歩行、筋トレは週2~3回――。身体活動や運動量が多い人は少ない人と比べ、循環器病、癌、うつ病、認知症の発症リスクが低いことが報告されている。筋トレは、心血管疾患、糖尿病のリスクが10-17%低くなるとの報告もある。

Photo: 「謎を呼ぶ球体」 モエラキ/NZ南島

 

(77) 2023年11月18日 「腰で打つ

 普段、練習の時や試合の最中に、腰の動きを気にすることはまずない。パワーでボールを打つには、身体を捻って腰の筋肉を使って打てば楽に出せることが知られている。腕の振りだけでスピードボールを打とうとすると手打ちなり、ボールに威力はなく、バウンドしてから伸びはない。腰の捻りを意識したストレッチング運動を取り入れてみましょう。。

Photo: 「天空都市マチュピチュ」 クスコ/ペルー

 

(76) 2023年11月4日 「迷いや葛藤があるから成長する

 どうしたらいいの?と悩み、こうしようかな?と迷い、最後に選択肢で葛藤することがある。もし悩みも迷いもなければ、選択肢も現れることはない。悩み、迷うことで今まで気が付かなかったことが見えてくることもある。自分の振る舞いに新たな発見を見出されば、成長した証だ。(参考:桑子敏雄著「私が私であるための哲学」)

Photo: 「階段に現れたモナリザ」 ロワール河/フランス

 

(75) 2023年10月21日 「変化を恐れるな

 自主練習会はほぼ同じメンバーでやることが多い。しかし、公式試合は知らない者同士か、以前対戦したことがある者同士で不安に襲われることがある。このような環境変化を通じて我々は成長する。変化によって今までとは違う発想が生まれる。自分の強さを維持するためには変化を恐れてはならない。積極的に対外試合に参加して欲しい。

Photo: 「四姑娘山(6250m) 四川省/中国


(74) 2023年10月7日 「ミスを責めるな

 「あぅ!やっちまった」とスマッシュがアウトに。ミスした時、自分を責めることがよくある。原因は自身の技量にあると認めるのではなく、外的要因、例えば太陽が目に入ってボールが見えなくなった、と技術以外のものに求めるようにすれば、心の負担は少し楽になる。しかし、そこで反省せずに終わるのでなく、試合後ミスの原因についてじっくり考えることが大事だ。

Photo: 「穏やかな午後」 ミズリーナ湖/イタリア

(73) 2023年9月23日 「言語暗示+イメージ

 アウトしないように自分に言い聞かせるだけでなく、適切なスィングフォームをイメージすることを心がける。「インパクトしてからラケットヘッドを背中に当てるようにすれば、ボールはナチュナルな回転がかかる」と教わった。ストローク練習をしながら、イメージを思い描きながら打ってみると、アウトもネットも減った。言語暗示に加えて視覚化することを覚えた。

Photo: 「夕方のお勤め」 クスコ/ペルー

(72) 2023年9月9日 「巻頭の写真

 初めて海外に行ったのは今から50年前。これまで世界35カ国を旅した。年1,2回海外の山岳地帯を主に歩いた。山旅で感動した時写した山塊、歴史を物語る建物、その土地に住まう人々に焦点をあてて写真を掲載した。趣味の域程度だから褒められるほど素晴らしくはない。そもそも歩きながら心の赴くままに写したスナップ写真だ。過ぎ去りし私の追想で掲載するも気がねする。

Photo: 「重厚な茅ぶき屋根」 チッピンカムデン/英国

(71) 2023年8月26日  「身体のコントロール

 スピードのあるボールを打つにはパワーが必要とずっと思っていた。筋力を鍛えるためにウェイト・トレーニングを重視してきた。しかし、ジュニア選手の打球はバウンドしてからグーンと伸びてくる。これは、筋力ではなく、柔軟な身体感覚が優れているからだ、と分かった。意のままに身体をコントロールすることができれば、自然とボールにスピードが出るはずだ。

Photo: 「モンブランに朝陽射す」 TMB/フランス

(70)  2023年8月12日  「ボーッとする」 【心を救った偉大なセラピストの教え】 諸富祥彦著

 自宅で外国人児童に夏休み宿題の補習授業していた時、「ねぇー、ボーッとしていないで!」と注意喚起した。ボールディング(心理カウンセラー)は【人間には、一人でいる時にしか起こらない、ある種の内面的成長がある。子どもは、空想したり、何かを見入ったりするときこそ才能が開花している】と述べている。想像力が活性化される時空なのだ。

Photo: 「将来の夢を語らう」 麗江/雲南省

(69)  2023年7月29日 「不安は力なり」 (「不安の力」五木寛之著)

 試合前に「不安」に襲われることがある。「不安」が脳裏をかすめる。負けたらパートナーに申し訳ない気持ちと交差してミスを連発。手がすくみ貧打。あげくにポーチされる。著者曰く、「人は不安とともに生まれ、不安を友として生きていく、不安を追いだすことはできない。不安は人間を支えていく大事な力だ」と。不安から希望を見つけていくことが大事だと説いている。

Photo: 「マチュピチュへの道」 ウルバンバ山群/ペルー

 

(68) 2023年7月15日 「積極的休息

 練習しても一向に上達しない。そんな時テニスをやめてしまおうと考えたことはないだろうか。試合で力が十分発揮できず、負けてしまうとさらに落ち込む。「あぁ、ダメだ」と嘆くことしきり。「迷い」「悩み」「葛藤」するのはスポーツの世界では当たり前のこと。そんな時、テニス以外のことをやってみよう。つまり「気分転換」だ。

Photo: 「テカポ湖畔に咲くルピナス」 ニュージランド南島

 

(67) 2023年6月29日 「自己分析

 一流選手は試合後インタビューで記者の質問にミスや敗因を分析し、次の試合の戦術などを明確に語っている。自己分析できれば自分の弱点を改善する策、戦術面での対処法、相手の優れた技術さえもわかるようになる。負けた悔しさから目をそむけることなく、自分の課題を整理し、強くなるヒントを探し、気持ちを奮い立たせよう。

Photo: 「湖面が紅く染まる」 ピレネー/スペイン


(66) 2023年6月14日  「ハーフスィングで打

 ベースラインからわずかにアウトすることが多い。プロ選手のストロークを見るとベースラインから手前2,3mにストーンと落ちている。ボールの回転量が格段に違うのがわかる。その答えが「フルスィングではなく、ハーフスィングで打つ」にあった。テークバックは小さく、フォロースローが大きく打つのがコツ。果たしてコート内にボールが落ちるか、トライしてみようと思う。

Photo: 「マンシュール古城とジャンヌダルク像」 オルレアン/フランス


(65)  2023年5月30日 「苦手なショット、得意なショット

 不得手なコースやドロップ・ショットで攻める対戦相手に苛立つことがある。多少不得意なコースを攻められても勝敗にはさほど左右されないことを予め覚えておこう。それよりも自分の得意なショットで攻めて試合を有利に進める方が得策。「苦手を克服する為の練習」するよりも「得意なショットに磨きをかける練習」の方が勝つ可能性がある。

Photo: 「コロニア・グエル教会」 バルセロナ/スペイン


(64)  2023年5月19日 「集中力を高める

 高校生の団体戦を見学。指導者が負けた生徒に「集中力が足りないよ」と檄を飛ばしていた。上手くいかない原因を指摘しても、冷静になれない選手は逆に自信を失っているように見える。白石は「練習によって自分をコントロールする能力を高めれば、集中力は発揮できる」と記してある。が、しかし、そう簡単には集中力がつくとは思えない。(参考:白石豊著【本番に強くなる】)

Photo: 「主峰モンブランの夜明け」 TMB/フランス

 

(63) 2023年5月4日 「へバーデン結節 って何

 指の変形性関節症「へバーデン結節」とは、手指の第1関節が痛み、変形する病気。起床する直前、中指・薬指を触るとビリッと激痛が走る。血流が悪化して筋肉に酸素が供給されないことから来るらしい。老化現象の一つと見過ごしされがち。ラケットを握れないばかりでなく、日常のさまざまな場面で不便が生じないか不安でしょうがない。

Photo: 「海に浮かぶモンサンミッシェル城」 フランス


(62) 2023年4月22日 「テニス・エルボーは打ち方に問題?

 テニスひじに悩まされた経験は誰しも1度や2度ある。特にバックハンドストロークによる繰り返しによって肘に痛みが生ずることが多い。インストラクターに尋ねた。ストリングスを52ポンドから45ポンドに下げ、ナイロン製ガットに変更した。痛みは徐々に治まり、うそのように完治した。原因はバックハンドではなく、ストリングスにあった。

Photo: 「静寂に包まれたワンドイ峰」 ブランカ山群/ペルー

 

(61) 2023年4月10日 「体にストレッチを教え込む

 週に2-3回ジムに通い、筋トレ、ストレッチを1時間ほど行っている。太腿に負荷をかけるレッグカールのウェイトが、最初25㎏だったのが7年通って今では45㎏まで上げることができるようになった。体は筋肉を伸長させようと反応し、細胞分裂が起き、筋肉が長くなる。体に教え込む体質にしていくことがポイントだとトレーナーに教えられた。

Photo: 「唐時代の楼閣・清音閣」 四川省・峨眉山

 

(60) 2023年3月24日 「ブレークスルーって何?

 サービスはトスの位置、インパクトのラケット面、腰の捻りがポイントだと指摘され、その通りにしたつもりだが、思うように入らない。インストラクターからのアドバイスをイメージしながら、繰り返し練習した。コツを会得した途端、続けて入るようになった。遂に【ブレークスルーだ】とほくそ笑んだ。つまり、行き詰まり状態を打破したのだ。

Photo: 「長閑な丘陵地」 コッツウォールズ/英国


(59) 2023年3月12日 「70代は好きなものを食べよ」 参考:[70歳の壁を乗り越える]

 「コレステロールが多い食品だから止めて」「尿酸値が高くなるよ」。食品を買おうとすると妻から一言。和田秀樹(精神科医)曰く。【70代になったら好きなものを食べなさい。】食べたいものを食べずに生きるより好きな食べ物を食べて生きる方が長生きすると言っている。意欲を高めるセロトニンが増し、免疫力が高まるのだそうだ。皆様はどうする?

Photo: 「凍てつくトレ・チーメ」 ドロミティ/イタリア


(58) 2023年2月26日 「自信とは」 (アメリカ・スポーツ心理学者マートン)

 試合前に「強そうだな」と思うか「やれそうだ」と思うかで結果は違ってくる。マートンは、自信とは「なんとかうまくやれそうだと思える感じ」と説明している。国枝慎吾は、負けそうになると、「俺は最強だ!と自分を鼓舞した」、と引退会見で述べた。心の奥底にセルフ・イメージ(自己像)を秘めて、自分の能力を信じていたのだ。

Photo: 「アンボワーズ城からの眺め」 ロワール渓谷・フランス

 

(57) 2023年2月12日 「心の資質とは」(「本番に強くなる」白石豊・著)

 昔は「根性で苦しい練習をすれば勝てる」と言われてきた。しかし、最近ではメンタルトレーニングが進化し、事情が変わってきている。「やる気」「自信」「集中力」「冷静さ」を備えておくことが大切と説いている。これが「心の資質」。私は最近ヨガ教室に通い「呼吸法」を学んでいる。何かを会得できるのではないか、と期待している。

Photo: 「巨大な瀑布」 ミルフォード/NZ南島

(56) 2023年1月29日 「ストレッチングの重要性

 年を重ねると筋肉痛、ケガ、疲労などによる影響で動作が鈍くなる。体力が低下すれば集中力もなくなる。当然気力も失せて、負けることも。筋肉の疲れを取る習慣を実行して欲しい。良いコンディションで試合を迎えるには、日頃からストレッチングすることを意識しよう。疲労回復するを早めるばかりでなく、気持ちもリフレッシュする。

Photo: 「木組みの家並み」 アルザス地方/フランス

(55) 20231月15日 「ミックスダブルスのゲームプラン

 男女4人のレベルに差がある場合、女性にとって威力のあるボール受けるチャンスと捉え、男性にとってはゲームプランを学ぶ場になる。女性レシーバーではリターンをストレートロブで返し、相手男性のリズムを崩せれば、勝機あり。ストレートロブを意識させて、次の手はドロップショットで相手を狂わせる。実力差があっても、自分の実力を高める機会となる。

Photo: 「ロマネスク様式のレリーフ」 カタルーニャ/スペイン

 

(54) 2023年1月1日 「70歳が老化の分かれ道」 和田秀樹著(精神科医)

 70代の生き方が、要介護となる時期を遅らせ、その後の生活をどれだけ持続できるかにかかっている。70代は老いと戦える最後のチャンス。老いの期間を健やかに過ごすためには、運動機能、脳機能をいかに保つかがポイント。80代は「老いを受け入れる時期」と心得よう。体と心の健康を保ち、健康寿命を延ばしていきましょう。

Photo: 「クスコ近郊の山」 ペルー