レベルアップのための戦術 =その2=

① 連続してポイントを取る
各ゲームの最初にポイントを取ること。2ポイント連続して取ると、そのゲーム勝率は80%と言われている。テニスでは、一般的に多くのポイントを取った方が勝つ。試合後、総得点が多い方がその試合に勝利していることがデータで裏付けらている。しかし、平行カウントが4-4と競り合っている場合、次のゲームを奪うことで勝利に一歩近づく。
② ミックスダブルスの戦術
ミックスダブルスでは、相手女性の頭上をロブを上げるのが効果的だ。無理な体制で返球しても決定打にはならない。返球が難しい状況であれば、早めに声をかけ男性に任せる。執拗に女性にボールを集めてくる場合、相手女性にそのボールを返球し、揺さぶりしながらフォーメーションを変える。返球場所にまごついていれば、相手のミスショットを誘うことになる。
③ 勝利が目の前でミスを連発する
「あと1ポイントを取れば。。。」勝利が目の前で、アンフォースト・エラーで失点すれば、パートナーも動揺する。今度は、パートナーも自滅すると、一気に形勢不利な状況になる。ミスしたことを忘れて、自分スタイルのテニスを心がけることが勝利に近づく。サービスなら、70%のパワーで相手不得手な場所を狙う。リターンなら、確実に返球して、次のボールの返球を予測する。
④ リードしても。。。。
接戦の試合でリードを奪った途端、このペースで逃げ切りたいという気持ちが働くことがある。ミスをしないようにと大切に打ったはずがダブルフォルトになる。中途半端なスイングによる典型的な例。強い気持ちを持ち、しっかりボールを凝視する。インパクト後ラケットを振り切ることを心がける。大切な場面でも普段通りの自分のテニスをすることを心がける。
⑤ 試合後ゲームを分析する
試合が終わって、少しの間でも自分自身に問いかけてみよう。
・ファーストサービスは何本入ったか ・ダブルフォルトの数は? ・コースを狙って打つことができたか? ・アンフォーストエラーは何が原因か ・ストロークでネットにかけた数とアウトした数 ・勝因と敗因は何だったか ・ペアーにどのようなことを声掛けしたか。
⑥ 失敗の味をかみしめよ
試合で負けることで自分のプレーの欠点が見えてくる。次回のプレーに改善点を見出せば、成長の原動力になる。挫折と落胆を知った者は必ず勝利に近づく。挫折を乗り越えると、どんな困難な境遇にあっても、それを糧に乗り切れるものだ。今は苦しくても、将来は明るい、と自分に言い聞かせよう。「諦めるか、それとも挑戦するか」人生の分かれ道だ。負けるたびに強くなる。
(特集) ジュニア・シングルス試合の様子 (松村怜)

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